地震対応「すぐに火を消せ」?

揺れを感じたら「すぐに火を消せ」は地震直後の最優先行動とされていた時期がある。
23年の関東大震災(M7・9)では、死者10万5000人のうち約8割が焼死だったから「地震で恐ろしいのは揺れよりも火災→すぐに火を消せ」となるのは当然の成り行きと言えた。
その“常識”がくつがえされるきっかけとなったのは、93年の釧路沖地震である。
1月15日午後8時6分、M7・5の巨大地震が襲った。
各家庭ではストーブを焚いていたが、地震直後に火が消されて大事には至らなかった。
ただ負傷者に火傷が多かったのは、ストーブの上に置かれたヤカンなどの容器から熱湯が飛び散り、「火を消せ」の標語通りに行動した人の多くが熱湯を浴びたからである。
以来、「火を消せ」から「まず身の安全、そして火を消せ」と指導するように変わった。
もちろん火が目の前にあり、消せる状況であれば消した方がいい。
しかし離れている場所から無理をして火を消しに行こうとすると、身の安全を確保する時間がなくなってしまう。
火を消しに行くのは、揺れが収まってからでいい。SAPIO 2012年3月14日号より

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