説話(人を育てる)

「悪いことはしてはいけません」「嘘をついてはいけません」「人をだましてはいけません」「怠けてはいけません」「他人のものを盗ってはいけません」このような「いけません」洪水の中で、我々は、それを守るどころか、溺れて死にそうになっています。それほど言われてもなお、『やってはいけないこと』を正直に守ろうとする人々は世の中には少ないのです。

仏教の考え方でいう阿羅漢(完全に悟りを開いた人のこと)であってもどうか(?)です。全く過ちを犯さないということはありえないでしょう。ということは法に抵触しているかいないかに関らず、過ちを犯さない人間は世の中にはほぼいないということです。そのうえ人間は多くの場合、自分の過ちは隠そうとするくせに、他人の過ちは許そうとしないという性格を持っています。

いくら道徳を説教(教える、解説)されても、真面目に守りたいという気持ちは、なかなか生まれるものではありません。だからといって、悪いことをして悪人になろうという計画があるとは思えません。ほとんどの場合、説教する人が、喉から血が出るほどに話し疲れて終わるだけです。昔も今も、そしてこれからも、この状態は変わらないのが世の中でしょう。しかし道徳とは何か、その時代によってもお国柄によっても捉え方は様々でしょうが、正しいことと正しくないことの判断が出来る人を育てることが教育の基本です。

eお坊さんねっと 説話集

参考:「パティパダー巻頭法話」(http://j-theravada.net/howa/index.htmlA・スマナサーラ長老より抜粋・編集

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