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2017年1月 4日 (水)

説話(心は柔軟であれ)

昔から、おめでたい初夢というと、「一富士、二鷹、三なすび」と言われてきました。この解釈には諸説ありますが私流の解釈では、「富士山のように高貴で美しく、鷹のように決断と行動力に優れ、煮ても焼いても食えるナスのように柔軟性(じゅうなんせい)を持つこと」ということで、そのような人になれるように願ったのですからおめでたい夢というわけです。順番はともかく、三つのうちに地味の代表のようなナスを入れたところに昔の人の賢(かしこ)さが伺(うかが)えます。ナスは煮てよし、焼いてよし、漬け物もよし、と大いに柔軟性があります。しかし主役になれるような派手さはありません。

人であっても同じことが言えます。目立たない所で役に立つ、考え方に柔軟性をもつことは大切です。

せちがない現代においては特に必要なことかもしれません。

柔軟性は、余裕(よゆう)、融通性(ゆうずうせい)、素直さ、気持ちの切り換えが早い、臨機応変(りんきおうへん)、といったところでしょう。たったひとつのミスに、気持ちの切り替えができないで、そのままズルズル崩れてしまって逆転負けするなど、勝負の世界ではよくあることです。プラス思考という言葉がはやった年がありましたが、これも柔軟と同じような言葉です。

eお坊さんねっと 説話集より

参考:「天台宗」法話集より抜粋・編集

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