説話「ありのままに生きる」

「百花為誰開(ひゃっか たがためにひらく)
禅語であり茶事などでもよく用いられます。「美しく咲き誇る花々は誰の為に咲くのか」、素朴な問いかけです。
花たちに美しさを褒めてほしいとか、虫を誘き寄せるためとかの思慮があるわけではなく、水と養分そして温度や日照度などの条件が整う自然の法則に従い花が咲きます。自然の道理に過ぎない事は誰もが知っています。百花植物に「こころ」が有るか無いかということはさておき、「縁に従って有りの儘」に無心に生を受けた本分を全うし生きているのです。しかし我々人間はどうでしょう。どうしても自意識から逃れることが出来ません。むしろ逆らうことでかえって苦しみから逃れられない。ついには「私は何の為に生きているのか」と悩むことさえあるのでは?
花々はそんなことは考えません。ただそこに在って咲いています。それだけで我々に生き方を次のように教えてくれているのではないでしょうか。「多くの縁とお蔭によって生かされていることに気づきなさい、与えられた役目を全うすることでそれぞれの命が輝くのだよ!」と。
「こころと命の相談室」快栄寺(eお坊さんねっと)説話集より

参考:「天台宗」法話集より抜粋・編集

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